良いことが起きる直前に罠が待っている。
私達は普段良い事が自分の身に起きないかと期待しています。
しかし、期待と同時に起こる事を恐れています。それは心の奥深くに誰でも持っている罪悪感が原因です。
この罪悪感が大きいと何か良いもの、お金、地位・名声、理想の仕事、恋人等が手に入る状況が近づいてくると、無意識にそれが手に入らないような出来事を起こしてしまいます。
例えば、長年付き合ってきた恋人と関係が熟してきて、プロポーズが出来るまでになったとたんに、ささいな事で大げんかをしてしまう事がよくあります。
後から考えると何であんなことで大げんかになったのだろうかと思うのですが、二人の関係に終止符を打つ事も考えるほどの深刻な状態になる事も珍しく有りません。
仕事の分野でも昇進が本人の知らないところで進んでいて、ほぼ決まりの状態になっているときに、大きな失敗をしてしまい信頼を失う事もあります。
何故こんなことが起きるのでしょうか？
私達は自分が見聞きしていなくても何か良いものが近づいてくるのを察知する事が出来るようです。
本人も気づいていないのですが、良いものが近づいてくると心の深いところで怖くなってきます。恐れから、手を出して受け取れば良いものを振り払ってしまいます。
何年も努力して手に入れようとするとき、手に入ってこれから楽しめる時期に全部ご破算にしたなる誘惑が襲ってくることがあります。
これは手に入れようとするもの、手に入れたものの価値が大きければ大きいほど誘惑は大きくなります。
しかし、全部をチャラにしたい誘惑は真実ではありません。全部をひっくり返したところであなたが幸せになる事は出来ません。こんなときは普段より注意深く行動する事が重要です。
もし否定的な感情が出てきたら深い呼吸をしながら心を落ち着かせ、感情に任せて行動するのが幸せにつながるのかを自分自身に問いかけてみてください。
もし、つながらないと感じたら、呼吸を続けながら感情に向き合って積極的にその嫌な感情を感じてください。短時間で感情は消えて、真実が見えてくるでしょう。
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