自分のやりたいことが見つからない
自分のことなのに、何をしたいのかが分からなくて大学受験や就活で困る若者が増えています。極端な場合ニートや引きこもりになってしまいます。
では、なぜ自分自身のことなのに興味を持つことや、やりたいことが分からないのでしょう。
一つの原因として、親の過干渉があります。
過干渉な親とは、子供の行動や意志決定に干渉しすぎる親のことを言います。例えば子供がサッカーのクラブに入りたいと言っても、頭ごなしに勉強の妨げになるとか、ケガの恐れがあると反対して子供の意志を尊重しないような親のことを言います。
子供は親の保護がなければ生きていけないことを知っていて、親に気に入られようとするあまりやりたいことがあっても、多分親が反対するだろうと意識的、無意識的に自分の意思を押さえてしまいます。
どんなに放任の親でも起きることですが、過干渉の親を持った子供の場合は自分の意思を押さえ続ける事が習慣化することで、年齢的には成長して自分で決めなければいけない状況になってもときには自分でも自分のやりたいことが分からなくなってしまいます。
ニートや無気力な子供にならないためには、失敗すると親には分かっていてもチャレンジする気持ちを尊重し、失敗に対する抵抗力や工夫して成功する体験を数多く積み、自らが決定する機会を可能な限り増やし自己決定する判断力をつけることが重要です。