講演会やセミナーに行ったり自己啓発本などを読むと、いかに自分が大きくて高い目標を実現したかが語られる事が多いと思います。
講演者や著者にとっては、いかに成功したのかが伝えたいことで、失敗の体験は重要でないと考えがちです。
また、失敗の体験が大事だと考えても、数多くの小さな失敗は、成功の瞬間に忘れ去られてなかなか思い出せません。
大きな失敗しか印象に残らず、その他の失敗は思い出せません。
大きな成功を収めた人は失敗に対する耐性ができていて少々のことで失望して諦めませんが、発展途上にある人にとっては大きな失敗は致命的な出来事になり、目標を追い続けることが出来なくなります。
では、初心者が大きくて高い目標を達成するにはどうしたらよいのでしょう。
答えは、小さくて低い目標から取り組んで、小さな成功体験をいくつも重ねることです。
小さく低い目標でも100の目標を立てれば、一つや二つ達成できないことがあるはずです。達成体験を積んで成功体験になれることが大事ですが、それ以上に達成できなかったときの経験が重要です。
この失敗に対応する練習を積んでいなと挫折する確率が高くなります。
大きくて高い目標を達成するには準備が必要です。小さく低い目標で成功体験と失敗対応体験を十分に積み、その次のもう少し難しいレベルに挑戦しましょう。
まだ、将来の目標がはっきりしないあなたも、本当に達成したい目標が見つかる前に練習を積んでおくことをお勧めします。
準備をしておけばいざというときに、すぐに大きくて高い目標に挑戦することが出来ます。