兄弟げんかの原因は親にあった

私には、二人の子供がいます。第一子が男の子で10歳、第二子は、女の子で7歳の頃。二人とも大切な子供なのですが、二人の喧嘩が悩みのタネでした。
 
喧嘩の原因は些細なことに始まります。兄は、妹のことが嫌いで、やることなすこと頭にくるようでした。時には妹の存在自体を否定するような言動も見られました。
 
そんな状況を見るのは、親にとって心が締め付けられるようで、何をしてでも関係を改善できたらと思っていました。
 
そこで、自分の心の葛藤や戦っている部分など、様々な観点で心の深い部分をリサーチし、可能性のある部分は癒すように心がけてきましたが、状況に変化を見つけることは出来ませんでした。
 
しかし、一ヶ月ほど前から2人の関係に変化が見られるようになりました。
 
あれだけ、嫌っていた妹と仲良くテレビゲームをしたり、仲良くふざけ合う姿を頻繁に見るようになったのです。
 
どうして、2人の関係が改善したのかを考えてみたときに、ふと浮かんだのは、2ヶ月ほど前に長男から言われたことです。
 
「お父さんは妹ばっかりかわいがって、僕のことが嫌いなんだ」
 
私にとってこの言葉はショックであり、自分の態度を振り返る切っ掛けになりました。
 
自分の行動を振り返って見ると、長男が妹に手を出したときなどは、よく理由を聞きもしないで、暴力をふるったことを叱っていたことに気づきました。
 
それ以降、両方の話を良く聞くことを心がけると、長男には長男の言い分があり、妹には妹の言い分があり、それを良く聞いた上で冷静に話をするように心がけました。
 
長男に今まで以上に関心を持ち積極的に関わることを決めました。彼に近づく事を心がけることにより、彼との距離が以前より近づき、愛おしさが増すのを体験することが出来ました。
 
どうも、私と長男の関係が良くなった時期と、長男と妹の関係が良くなった時期が重なるのです。
 
今思えば、公平に接していたつもりでも、長男にとっては、大事にされていないと思い、寂しさや悲しさ疎外感などを感じていたのかもしれません。
 
そんなやるせない気持ちが、妹との関係に出たのかもしれません。
 
心理学的な考察では、私が自分の影の部分を長男に投影して、彼を無意識のうちに批判していた部分を統合することで、長男も妹に対する影の投影を統合して取り戻すことが出来たのだと思います。
 
見えているものは、全て自分の心を映し出していることを再認識できた出来事でした。


 

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