顕在意識は無意識に勝てない

 
私が骨折して足首の手術をして6週間がたった頃、経過も良好でリハビリを始めることになりました。
 
6週間経ったといっても、完全に骨の状態が回復しているわけではないので、骨折した方の足に体重の1/3をかけて歩く練習をしました。ここまでは順調でしたが、次の1/2荷重になったときにどうしても30Kgをかけることが出来ませんでした。
 
体操の平行棒のような器具の二本の棒を握り骨折した足を体重計の上に乗せるのですから、手の力を完全に抜けば体重の70Kgをかけることができ、2本足で立てば片足に35㎏かけられるはずなのですが、どうやっても20Kg以上にすることが出来ませんでした。
 
頭の中の考えは手の力を抜けと脳に命令しているのですが、無意識に力が入って踏ん張ってしまい顕在意識では手の力の入れ具合をコントロール出来ませんでした。
 
何度もチャレンジして25Kgまでしか加重できない状況で歩行練習を終えました。
 
二日目も荷重の練習から始まりましたが、今度は30Kgを越えるくらいまで荷重を出来るようになりました。
 
どうして、前日出来なかったことが出来るようになったかを振り返ってみると、一人で行った歩行練習にあると気づきました。
 
無意識をコントロールしたい場合には、何度も繰り返して体に働きかける事が重要です。
 
欲しい物があったら、その写真を常に見るところに貼っておくとか、今回のように恐れを感じているときには、レベルが低いところから初めて安全であることを何回も体を使って体験することが重要です。
 


 

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