先日、「インセプション」(植え付け)という映画を見てきました。
ハリウッド映画らしくCGや特殊撮影がふんだんに使われていて、難しい心理学の概念が映像として分かりやすく表現されていました
人が一番無防備になる眠っている状態で、夢の中に入り込み情報を盗み出したり、潜在意識の奥深くに入り込み記憶を植え付けることの過程が物語になっています。
「夢は現実の投影であり、現実は夢の投影である」と夢分析で有名な精神分析学者のフロイトは言いましたが、この映画を見ると、まさにこの事が言えるのではないかと思います。
もし、現実の生活に悪影響を及ぼすような過去(主に幼少期)の記憶が有ったとしても夢の中で、違う経験をすることでトラウマを癒す事が可能ですが、映画のように夢を人工的に作り出す事は出来ません。
実際のセラピーでは、夢の代わりにイメージを使って間違った認識に基づく判断を修正することを行っています。
最近見たテレビ番組で、脳腫瘍が脳の中心部にあるために手術が困難な少年が、放射線治療と腫瘍を消滅させる絵を毎日描くことによって、一年後に完全に消えたことが紹介されていました。
私たちの脳は、計り知れない可能性を秘めています。
写真や物を使う等、あなたに合うイメージ法を工夫して、望む結果を「植え込み」してください。
*毎日続けることがポイントです!