ある女性から、「主人が褒めてくれないからやる気がでないので、主人が褒めるようにするにはどうしたら良いでしょう?」という質問を受けました。
そこで「あなたはご主人に感謝の気持」ちを伝えたり、褒めることをしていますか?」と質問をしました。
彼女から返ってきた答えは「ありがとうとは言うようにしているけれど、それ以上のことはしていない」という答えでした。
彼女のお話をよくお聞きすると、ご主人は夜遅くまで仕事を頑張っていて、休日にも農業や庭の手入れをしていて、自分の時間はほとんどないほど働いているの
でした。
彼女はカウンセリングの中で、自分が恵まれていることや自分も子供やご主人、周りの人に対して褒めることをしなかったことに気づき、意識して周りの人に感謝の気持ちを伝えたそうです。
1ヶ月ほどしてお会いすると満面の笑顔で「自分が変われば、周りが変わる事を実感した。」「褒めたり感謝することを続けたら、褒めてくれないことなんかどうでも良くなり、以前より周りの人が優しく接してくれるようになった」とおしゃいました。
自分が欲しいと思っていることは、実は自分から周りに与えることが出来るものなのです。欲しいと思っているときには欲しいものは手に入り難いものです。
しかし自分から先に差し出すことで、欲しいものは手に入れやすくなります。
ここで大事なことは、あげるから下さいではなく、心から、心を込めて差し出すことです。