反省するほど 上手くいかない

 
カウンセリングやワークショップで、多くの人の問題解決に携わっていて問題解決が難しい方のタイプの一つが、反省が得意な人です。では、反省とは何を意味するでしょう?
 
広辞苑では「過去の自分の行為について考察すること、自分の行いをかえりみること」とあります。
 
しかし、小学校の頃に先生に「反省しなさい」といわれたとき、あなたは行為を振り返るだけでしたか。
 
過去の行為を振り返り自分が悪いことを認め悔い改めることを求められたではないですか?
 
私は「反省」という言葉には、本来の意味以外に宗教的な「懺悔」の要素が含まれているように感じます。
 
「懺悔」とは神仏の前で罪悪を告白し悔い改めることを意味しますが、この罪悪の部分が罠なのです。
 
反省が得意な人の問題点は、「反省」の本来の意味、振り返りをし「懺悔」まではするのですが、過去の行為や、やり方を「訂正」するという要素が欠けていることです。
 
「懺悔」の要素が含まれると自分自身を罰し、自己攻撃が起きます。
 
私たちの無意識層にある最大の恐れは死ぬことよりも神に罰を受けることですから、罪悪感を感じると無意識に自分で罪に見合うか、ほとんどの場合は、神が納得してくれると自分が思う罪よりも大きな罰を自分にかします。
 
そして、それでは飽きたらずに深層心理にある罪悪感の上に新しい罪悪感を上塗りして罪悪感を増強します。
 
ここでの抜け道は、「反省」を本来の意味である「振り返り」だけにして、振り返って問題点や改善が必要な部分を「訂正」することです。
 
「訂正」することで問題が完全に解決しないまでも前進します。そこで再度、振り返り・訂正をすることで解決の方向に進みます。
 
この繰り返しが問題を必ず解決してくれます。
 
「反省」・「訂正」のシンプルな流れが人生の流れをスムーズにしてくれます。


 

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