「でも」or「そして」

 
サッカーのワールドカップ南アフリカ大会で、前評判が良くなかった日本ですが、見事ベスト16に残り決勝トーナメントでも強豪パラグアイを相手に善戦してくれました。

もし皆さんが選手だったら、どのような言葉を発するでしょう?
 
1、決勝リーグまで進出した。 でも  パラグアイに負けた。
2、決勝リーグまで進出した。 そして パラグアイに負けた。
 
1と2はあまり違いがないように感じるかもしれませんが、1と2では大きな違いがあります。
 
1,の(でも)は、(決勝リーグに進出したこと)と(パラグアイに負けたこと)を関連づけ、負けたことにより、決勝リーグに進出した事を否定してしまいます。
 
2、の(そして)は(決勝リーグに進出したこと)と(パラグアイに負けたこと)を別の事として捕らえることが出来ると思います。
 
あなたは日常の生活の中で、(でも、けれど、だけど等)と(そして、それから等)のどちらを使うことが多いですか? 

例えば、「旅行で行ったホテルは良かったけれど、渋滞して疲れた」とか、「試験勉強を頑張ったけれど、試験に落ちた」などと無意識に使っているのではないでしょうか?
 
物事全体をくくると全てが完璧と言うことは希な事なので、良かったことと望まないことを別にし、良かったことや望んだ結果が得られたことは、そのまま喜んだり楽しんだりすることで、ありのままの出来事を受け入れることが出来ます。

嫌な出来事や望まない結果に対しては、改善する方法を考えたり、新たな目標を立てることで全体をくくって捕らえる場合よりも、より良い状況を創る力が湧いてきます。
 
先ほどの「旅行で行ったホテルは良かったけれど、渋滞して疲れた」を「旅行で行ったホテルは良かった。そして、帰りの渋滞して疲れたので、今度行くときは電車にしよう」と言い換えると旅行での出来事全体を肯定的に受け止めることが出来ます。

肯定的に受け止めることで、旅行に投資した時間とお金が有効に使われたと感じられるので高い満足感を得ることが出来ます。
 
私達は無意識に言葉を使っていますが、言霊という言葉があるように、発した言葉が将来に影響を及ぼします。肯定的な見方が出来て、肯定的な言葉を使う人の方が幸運に出会う確率が高いようです。

意識して良い出来事だけを分けることによって喜びや豊かさ、楽しさや感謝する気持ちが自然に湧いてきます。悪かったと感じる事や望まない結果については事実だけを受け止めて、結果を手放すことで、より幸運を掴みやすくなります。
 
 


 

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