恨みは幸せを遠ざける : 電話カウンセリングのクオーレ カウンセリングルーム

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恨みは幸せを遠ざける

誰かを恨んでいるとき、あなたは誰かを判断し、批判します。

「恨み」とは、ありとあらゆる面で「自分は絶対に正しい」という
思いこみに基づくものです。

誰かを恨んでいるときには、必ず相手への批判があります。

相手の人に向かって、「お前が悪いんだ、お前があのとき間違った
ことをしたから自分は惨めな状態でいるんだ。」……等、全面的に
相手を批判します。

しかし、もし相手が鏡に映った自分だとしたら、意識していなくて
も否定的なエネルギーを自分に送り続けることになります。

さらに悪いことに、今の自分の境遇が恨んだ相手のせいだというこ
とを証明するために、幸せになることを無意識のうちに避けてしま
います。

例えば、自分の境遇は、親のせいだと恨み続けていたのに幸せにな
ってしまったら、自分が自分でなくなってしまうと感じ、無意識の
うちに不幸な状態が続く選択をしてしまいます。

信じられないかもしれませんが、恨み続けることで幸せよりも偽り
のパーソナリティーを守ろうとしているのです。

特に親への恨みは、幼い頃に始まっているので心の深い部分に抑圧
されています。

このため、「仲が良い親子だ」と本人が感じていても、恨みのため
にパートナーが見つからなかったり、離婚を繰り返したり、仕事で
成功しなかったり……等、様々な問題を人生で抱えてしまいます。

今日は自分の幸せのために、心の深い部分にある両親への恨みを手
放す選択をしましょう。また両親以外に恨んでいる対象がある場合
は、その人への恨みも手放しましょう。


エクササイズ

1,目を閉じて深呼吸をして下さい。

2,あなたの前に恨みの対象(父、母、その他の人)がいるとイメ
  ージして下さい。

3,何メートル離れていてもかまいません。
 手に花束を持って、その人に近づいていって下さい。

4,目の前にきたら花束を相手の方に渡して下さい。


* 相手の方が亡くなっていたり、一度も会っていなかったり、記
  憶に無くてもこのエクササイズは可能です。