ロマンスという幻想 : 電話カウンセリングのクオーレ カウンセリングルーム

HOME > 使える心理学 > ロマンスという幻想


ロマンスという幻想

恋愛の初期の段階がロマンスです。

この人がそばにいてくれるだけで自分は幸せだと感じる時期です。

少しでも一緒にいたいと感じデートを重ね、天にも昇る気持ちにな
る人もいるでしょう。

しかし、永遠にロマンスが続くわけではありません。

ロマンスの時期が終わると「熱い戦争」の時期に入ります。

あれだけ好きで自分を幸せにしてくれる。

幸せを感じさせてくれると感じていた同じ相手のささいな行動や言
葉遣いや癖が気になってきます。

相手が少しも変わっていないのに疎ましく感じたり、一緒にいるだ
けでもストレスを感じるかもしれません。

この時期の特徴は相手を変えようとすることです。どちらが主導
を持つかの争いで、相手の行動を修正しようとします。

しかしこの時期にも終わりがあります。熱い戦争が終わると、冷た
い戦争の時期が訪れます。

熱い戦争に疲れ果て戦う気力も無くなって、人によっては、相手が
お金を運んできてくれる同居人になったり、家事をしてくれるだけ
の人になるかもしれませんね。

誰にでも時間がたてば起きることなのに、人によってはパートナ
を愛せない自分の事を許せない気持ちが強くなり、自分自身を責
てしまいます。

しかし、そうかといってパートナーを愛せるわけでは無いので関係
を続けることの苦痛から逃れるために別れを選択する人も少なく有
りません。

でも、冷戦の時期が最後では有りません。

パートナーにもう一度近づく選択をし直すことで、絶望と思える冷
戦の時期を越えると、もう一度ロマンスの時期を迎えることができ
ます。

絶望を越えて相手の人に自分自身を与えることによって、もう一度
ロマンスの時期を迎えることができます。

絶望感は罠です。罠を越えて相手に近づくと、今まで魅力を感じ
れなかった相手に、出会った頃の新鮮な魅力やときめきを感じ再
、ロマンスの時期を迎えることができます。

こうして何度でも選択をし直すことによって、何度でもハネムーン
(蜜月)を迎えることができます。